もしものときのために、しっかり備えよう!

地震や豪雨など、災害は突然やってきます。
近年、地震や豪雨・台風被害が相次ぎ、防災意識が高まりつつあります。
インフラがある程度復旧するまでに1週間ほどかかるといわれているので、防災用品などの防災セット・避難グッズ・非常持ち出し袋等を日頃から準備しておくといいですね。
災害時には、偏った食事による栄養不足やストレスが原因で免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなりますので、予防策として缶入りやレトルトの野菜や果物からビタミン類を摂取できるように備えておきましょう。
被災時に入手困難な野菜や果物も、フリーズドライした食品や、ビタミン・アミノ酸などのタブレット、長期保存できる野菜ジュース、レトルトのスープを備蓄しておくといいでしょう。

慌てないために…どのくらいの量をストックしておくと安心?

食料・水は1週間分のストックを目安に

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画像引用:https://www.photo-ac.com/

大規模な災害が発生すると、道路の閉鎖で交通や流通に影響が出て水・食料が足りなくなる可能性があり、住環境など諸条件により回復が遅れるリスクも考えると、1週間分を用意しておくことをおすすめします。
特に集合住宅の高層階にお住みの方は、長期停電があるとその後の水や食料の確保が大変ですので、より十分な備蓄が必要になります。

水は多めに蓄え節約して使う

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水は多めに用意しておきたいものです。
飲料水は、調理に使う分などを含め1日3リットル分は使うと想定しておくと良いでしょう。
さらに生活用水(雑用水)として保管する場合、空のペットボトルに水道水を入れておき、1ヶ月程度で交換しながらストックしておくと安心です。その時、腐敗防止のため容器に空気を入れないよう少しづつあふれるまで一杯いれると良いと言われています。
お米は無洗米にして水を節約するなど工夫しましょう。

「もしも」の時にあると便利な食品はコレ!

非常時には、簡単に調理ができて高カロリーのものが重宝し、主食はお米の他に乾麺もあると便利です。
炊飯器以外でお米を炊いた経験がないと、他の方法でおいしく炊飯するのは意外に難しいので、水やお湯を加えるだけでふんわりとしたご飯が完成するアルファ米がいいでしょう。
お湯があれば短時間で調理できる乾麺は失敗しらずで安心です。
そして「備蓄食料」「災害食」「防災食」とはどのようなものなのか、まとめましたので参考までに…。

備蓄食料

備蓄食料とは、一時的な食糧不足ではなく、災害に備えて長い期間食糧不足が起こってしまったときのために保存しておく食料です。
国や自治体で保存しているものや、各家庭で数ヶ月~1年ほど保存することを目的としています。
備蓄食料には味噌やお米、塩をはじめ缶詰や乾麺などがあり、インスタント食品も備蓄食料として使われています。

災害食

災害食も非常食と同じく、非常事態に備えておく食料のことをいいます。
ですが、非常食よりももっと大きな災害を想定した上で作られているのが災害食の特徴です。
阪神淡路大震災をきっかけに、被災した人たちの環境や状況に寄り添うために生まれた災害食。
非常食というのは乾燥したものばかりで、どちらかというと長期保存さえできればいいという考え方で作られていたため、温かい食べ物がなく味もおいしくない…。
それを改善するために作られたのが災害食です。
災害食は、消費期限が迫ってきても家庭で普通に食べることもできます。
非常食だけでなく災害食も準備しておくといいと思います。
おすすめの災害食は「レスキューフード」というもので、火や水を使わずに食べられて、長期保存が可能です。

防災食

防災食とは、災害が起こったときに流通やインフラが混乱していても栄養を摂ることができる食品のことをいいます。
先ほど紹介した災害食と同じく、非常のときの食料全般を非常食といい、非常食や災害食、防災食は意味的にはほぼ同じです。
防災食も、災害のときなどインフラが止まっているときを想定した上で作られているので、火や水を使わずに食べられ、少ない水や熱量があれば調理することができます。
三食食べられない可能性もあるので、できるだけ一食のカロリーが高い防災食がいいと思います。
もっとも手軽な防災食は、ブドウ糖が入っているゼリー状のものや、チョコレートが入ったもので、身体の中で重要な塩分&糖分を適度に入れられ、すぐに食べることができるのがおすすめです。

食品以外にも!用意しておきたい便利アイテム

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年齢や性別・健康状態・アレルギーなどによっても必要なものは変わり、食品以外にも注目しておきたいポイントがあります。
実は災害時には、調理器具をはじめとするアウトドア用品全般が大活躍します。
火が使えない環境では、カセットコンロや火起こしできるグッズや技術を持ち合わせていれば、フライパンひとつ鍋1つでさまざまなものが調理できます。
耐熱のポリ袋は保存はもちろん、お米と同量程度の水を入れて沸騰したお湯で30分ほどゆでることで水を節約してお米を炊くなど、調理にも使えるので大変便利です。
耐熱であっても湯せんに使用できないものもあるので、必ず商品説明を確認しましょう。使用可能なのは高密度ポリエチレン(耐熱・食品用)のみになります。
フリーザーパックは保存にも便利なので、サイズ違いのものを多めに用意しておくといいでしょう。
毎日の生活でも役立つグッズや、おいしい加工食品をふだんから取り入れることで、非常時との境界線をなくして無理のない備蓄サイクルをつくり、各自必要なものを防災セットに追加してそれぞれにあった防災バッグを作りましょう。

防災バッグも準備!

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防災グッズは、被災時に自宅から出る際に持ち出す一次避難用と、避難所などに移動する際に持ち出す二次避難用に分けて考え、それぞれが必要な時に使えるように、一次避難用グッズは「非常袋」、二次避難用グッズは「防災袋」といった風に別々に備えておくことも重要です。
防災セットは、手の自由が利きやすいリュックや肩掛けに入れておくのがおすすめ。
いざ被災すると高台や避難所に移動するなどかなり歩くことが予測されるため、防災グッズ一式は重量もかなりありますので、移動するのは楽なことではありません。
防災セットの中身は、被災時に自分にとって必要なものが含まれているかどうかを基準に考えると選びやすくなると思います。
ラジオなど情報伝達に重要なグッズ、懐中電灯など安全避難に欠かせないグッズ、生活用品、水・食料の4種類があります。 ラジオは通常のものではなく、明かりやスマホ充電などの機能も付いている防災ラジオがおすすめで、安全避難に役立つグッズはヘルメットやレインコートも含みます。
生活用品は、赤ちゃんがいる場合は紙おむつやおしりふき・哺乳瓶・液体ミルク、女性は生理用品も含みます。
こどもは短期間で大きくなり、その月齢・年齢に応じて必要なものが変わっていきます。大人より高頻度に見直しておくといいでしょう。
救急セットや医薬品・歯磨きシート・除菌シート・マスク・お薬手帳などもあると大いに役立ちます。

災害に備えて会社として準備しておきたい防災グッズ

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そもそもなぜ会社として防災グッズを備蓄しておく必要があるのでしょう?
帰宅困難者の対策など、従業員の命と安全確保が何よりも大事なのは言うまでもありません。
他にも企業として防災グッズを十分に備蓄しておくことには大切な理由があります。
従業員だけでなく、企業市民として近隣住民も含めた人命と安全確保を最優先に行動する必要があります。
防災セットを準備しておくことは、一人でも多くの従業員、そして近隣住民の命を守ることに繋がります。

普段から心の準備を

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ハザードマップのチェック、連絡先リストを作成する等の下準備も必要です。連絡先リストはスマホが充電不足で使えないときのことも考えて、紙とあわせて用意しておくのをおすすめします。災害伝言掲示板など家族で確認もしておきましょう。
耐震グッズや備蓄品などの不足品を選んだり、耐震対策をするのに時間もかかります。
とはいえ、「いつか」ではなく、まずは「今すぐ」何か準備をする、または家族会議を開くことは大きな意味があると思います。
首都直下型地震や南海トラのフなど、大きな被害が想定される災害は明日にも起こるかもしれません。
そのとき、自分がどう動けばいいのか、準備があるとないとではずいぶん差が出ると思います。
定期的に備品のチェックをし、防災について考える時間を設けることも重要です。
防災の日など、年に一度くらいは家族会議の内容を見直す機会をつくり、そのときに期限が近いものは食べてしまうなど、備蓄品の賞味期限をチェックしましょう。



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